5/24 1998 ジュウイチの鳴き声


ジュウイチ(漢字で「十一」と書く鳥です)が毎晩、うるさいくらい鳴いています。
鳴き声は確かに「ジュウイチ」と聞こえます。なぜか真っ暗闇を飛び回りながら鳴き続けます。鳥目という言葉があるくらいなのですが、この鳥は暗闇でも目が見えるのでしょうか。それとも鳴き声の反射音で何かを探しているのでしょうか。不思議な鳥です。
その鳴き声を昨晩、ようやく録音できました。


ジュウイチ  Cuculus fugax

   21:20  23 Apr 1998 / City Nikko

   (71KB / 16kHz / stereo / 7sec.)
   (36KB / 8kHz / stereo / 7sec.)


鳴き方は、少し低い「ジュウイチ」という声で始まり、60秒で24回の「ジュウイチ」を繰り返します。最後はちょっと高い「ジュウイチ」で終わります。そしてちょっと間をおいて、その60秒間を飛びながら永遠と繰り返しているように聞こえます。
次にあるのは、ちょっと大きいファイルですが、その60秒間を録音してあります。最初、左の遠くから「ジュウイチ」と始まり、だんだん近づいて右の方に鳴きながら飛んでいきます。ヘッドフォンで聞くと移動の雰囲気が良くわかります。

   (291KB / 8kHz / stereo / 60sec.)




それと、ついでに。
先週、奥日光に行ったとき録音した、コルリのことをすっかり忘れていました。中禅寺湖畔の狸窪(なぜか「むじなくぼ」と読む)で鳴いていたものです。
鳴き始めの「チチチチチ・・・」というのが特徴です。


コルリ  Erithacus cyane

   17 May 1998 / Mujinakubo Oku-Nikko

   (62KB / 16kHz / stereo / 6sec.)
   (31KB / 8kHz / stereo / 6sec.)